重機のエンジンといえば、排気筒から真っ黒な煙を吹き出して、大きな唸りをあげて駆動するディーゼルエンジンが今までは主流でした。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも燃料代が安く、強い力が出せるので重機には打ってつけのものでしたが、近年環境問題が深刻化している中で重機のエンジンも様々なものが用いられるようになりました。環境配慮型のディーゼルエンジンを開発したり、電気式の重機にしたり、ハイブリッド機構搭載型の油圧ショベルも市場に投入されて、重機の環境対策も徐々に進んでいます。そのうち、真っ黒な排気を出す重機というのは過去のものになるかもしれません。